裸族のインテリジェントビルに悩まされた。
デジタル放送の録画は、おおよそ1時間10GBだから、1日8時間記録すると1か月2.4TBになる。2TBのディスク1台では足りなくなる。そこで、2TB × 4台で8TB,RAID5にすれば6TBの大容量のディスクを作ろうと思い立った。
すると、Century社の製品で「裸族のインテリジェントビル(CRIB35EU2)」というものを発見した。Century社の製品は、既に「裸族のお立ち台」を愛用しているので、信頼して購入した。
4台の2TBのHDDを入れて蓋を閉めて、ロックをかける。裏側のDIPスイッチをRAID5に設定して電源を入れる。これだけで、パリティチェック付の6TBのディスクが完成する。後は、PT2録画静音サーバーへ接続するだけ。
動作状態 | 消費電力 |
アクセス時 | 約30W |
スリープ時 | 約10W |
これで完了と思っていたら、
それは大きな間違いだった。
最初のトラブルは、3日目。上から3番目のディスクがアクセスできないという表示が出て、ピーピーと警告音が鳴り出した。仕方がないので電源を切り、3番目のディスクを取り出した。そして新しいディスクを購入してきて、再度電源を入れた。RAID REBUILDが始まるが、その間もアクセスは可能なので、使用上は問題ない。その後は快調に動いていた。しかし、
2回目のトラブルは、使い始めてから14日目。また、3番目のディスクがアクセスできないという表示とともに、ピーピーとうるさい。ここでディスクではなく、「裸族のインテリジェントビル」の初期不良ではないかと疑い始める。電源を切り、3番目のディスクをはずし、再度押し込んでみた。コネクタ部分の接触不良のような気がしたのである。そして電源を入れると、とりあえず何事もなかったように動き出す。ただし、REBUILD状態にはなっている。これで、安心したのも束の間。2分もしないうちに、今度は2番目がアクセスできないという表示。仕方ないので、電源を切り、2番目のディスクを取り外してから再度押し込んだ。そして電源をいれたが、ピーピーはなりっぱなしで結局使えない状態に。
ここで、価格.comを調べると、なんと同じような現象がいっぱい報告されている。閉める蓋の部分にスペーサーを入れて、さらに強く前から押し込むことで、接触不良は解消できるようだ。しかし、それでは、消費者としては納得いかない。やはり、奥にあるバネの強さのバラつきが、この問題を引き起こしている。もっといえば、設計上の問題である。接触不良になる方向に常時力がかかるのはおかしい。
さらに調べると、2010年5月に改良版でUSB3.0に対応した、「裸族のインテリジェントビルUSB3.0+eSATAコンボ (CRIB35EU3)」という新しい製品がでていることを知った。価格.comのレビューでも接触不良の問題が解消していることが書かれていたので、こちらに交換するつもりで、秋葉原へでかけた。
その結果+5000円は支払ったが、USB3.0対応の「裸族のインテリジェントビル」に変えることができた。これに先ほどの4台のHDDを再度入れたところ、何の問題もなく、REBUILDが始まり、今までのデータもすべて復活することができた。
新しい「裸族のインテリジェントビル」は、前面ドア部分のロックが以前のものよりしっかりしている。小さな鍵がついている。
コメントを残す