脳＞安藤忠雄の発想

安藤忠雄の講演会に行ってきました。「創造力の原点」というタイトルですが、こういう講演会というのはみんな何を期待していくのだろうと、会場に着くまでずっと考えていました。しかし、私の予想は見事にはずれて、かなり収穫がありました。収穫といっても小ネタが多いですが、講演会が終わるころには、この人の設計した、「表参道ヒルズ」「21_21 DESIGN SIGHT(2007年3月30日オープン）」を見てみたいと思いました。

面白いと感じたことですが、
①建築を始めたころは、仕事がこないので自分で周りを歩いて、ここにこういうものを建てたらいいよと提案していたらしい。施主のいうことはほとんど聞かないで、自分のやりたいようにやる。
②今でも秘書などはおらず、1人でドバイでもどこへでも出かける。体力が建築には必要と、毎日仕事の後に泳いでいる。
③徹底して権威というものが嫌いで、自分がそうならないよう戒めている。この人は、基本的に人に任せるということはしないし、自分のことは自分でする。自分で考え、自分で実行する。自分の事務所内でコンペをしても、結局自分の設計だけが通るらしい。

「創造力の原点」がどこにあるか、この講演でわかる人はいるはずもありませんが、創造力というものが真似してできるものではないことだけは身に沁みてわかるように思います。

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