EPGStationのデータをバックアップ・リストアする

docker版EPGStationを既に使っている場合、バージョンアップで困るのがデータの移行です。

  • docker版EPGStation v1からv2へバージョンアップ
  • Ubuntu 20.04からUbuntu 22.04へバージョンアップ

EPGStationの以下の情報に関しては、データベースのバックアップが可能です。

  • 予約情報
  • 録画済み番組情報
  • 録画履歴
  • 録画予約ルール

このデータベースの情報と録画済み番組のサムネール画像を簡単にバックアップ・リストアできるscriptを紹介します。

docker版EPGStationのバックアップ・リストアの説明

以下の図が、docker版でのデータベースのバックアップ方法です。

docker上のepgstationコンテナ内で、データベースのbackup-dataを保存し、その後コンテナの外にコピーします。
バージョンアップで、新たに新規インストールを行った後に、逆にepgstationのコンテナにbackup-dataを戻し、リストアします。

EPGStationのバックアップ手順

  1. スクリプトをダウンロードします。
  2. ホームディレクトリの下の「ダウンロード」フォルダを開けます。
    フォルダの中にある「backup-epg xxxx.zip」ファイルをダブルクリックして開けます。
  3. 中にある「backup-epg」フォルダを右クリックし、「展開」をクリックします。
  4. 展開先に「ホーム」を選び、「展開」ボタンをクリックします。
  5. 「ホーム」の下に「backup-epg」フォルダができたことを確認します。
  6. 「backup-epg」の中を確認します。スクリプトが3つあります。
  7. 「端末」を開き、「~/backup-epg」へ移動します。
    euser@pc:~$ cd ~/backup-epg
    euser@pc:~/backup-epg$ docker ps
    
  8. 「docker ps」の実行結果で、EPGStationのコンテナ名を確認し、v1かv2を判断してください。
    v1の場合 docker-mirakurun-epgstation_epgstation_1
    v2の場合 epgstation-v2
  9. スクリプトの実行に、1つ前提条件があります。
    thumbnailのディレクトリが、~/git/docker-mirakurun-epgstation/epgstation/thumbnailにあることです。
    違う場合は、スクリプトを編集して合わせて下さい。
  10. それぞれのスクリプトを実行します。
    euser@pc:~/backup-epg$ bash backup-epgstation-v1.sh
    euser@pc:~/backup-epg$ bash backup-epgstation-v2.sh
  11. 実行した結果、「backup-epg」フォルダに、ファイル「backup-data」とフォルダ「thumbnail」が作成されます。
  12. これで、バックアップができました。「backup-epg」フォルダをクラウドや別のPCなど、安全なところに保存して下さい。
    また、録画データは、必要があれば別途保存してください。ここでは、OSが入っているストレージと録画データが入っているストレージが別であれば、OSをインストールしなおしても、特に問題はないと思います。

EPGStationのリストア手順

  1. バックアップがあるので、OSからインストールし直すことも可能です。
    以下の手順で、Ubuntu 22.04にバージョンアップするのがおすすめです。

    Ubuntu 22.04にバージョンアップできたら、以下の手順でEPGStationをインストールできます。
  2. EPGStationの新規インストールが完了したら、保存しておいた「backup-epg」フォルダをホームディレクトリにコピーします。
  3. 「端末」を開いて、「backup-epg」へ移動します。
    euser@pc:~$ cd ~/backup-epg
    euser@pc:~/backup-epg$ bash restore-epgstation-v2.sh
    
  4. これで完了です。
2022年06月29日 | Posted in 電脳:録画サーバー | タグ: 6 Comments » 

関連記事

コメント6件

  • id1028 より:

    いつもお世話になっております。
    地デジチューナーの調子が悪く?
    “/dev/px4video0”: no such file or directory でdockerが起動しなくなりました。。
    ubuntuの再インストールからやりたいのですがDockerコンテナが起動しないために
    EPGstationのDBのバックアップが取れません。。。
    何か方法をご存じないでしょうか?

  • id1028 より:

    いつもお世話になっております。
    再起動をしたらPX-Q3U4の認識をしなくなり、Dockerが起動しなくなってしまいました。
    ハード・ソフトともに触っても復帰せず、仕方なくubuntuの再インストールから
    やり直そうかと思ったのですが、dockerが起動しないためにバックアップが取れない状態です。
    何かいい手(エラーでもDocker起動等)をご存じないでしょうか?

  • simplelife より:

    id1028さん

    今、カーネルのアップデートでドライバが組み込めないトラブルが発生しています。
    以下で対処してください。
    <2024年1月13日>緊急報告
    カーネルをアップデートして6.5.0-14-genericにすると、
    非公式PLEX用ドライバがインストールできなくなります。
    mirakurunもepgstationも動きません。
    復帰するには、再起動して、Shiftキーを押して待ちます。
    grubメニューが出たら、Advanced Optionを選択して、
    6.2.0-39-genericを選んで起動します。
    当面はこれで問題なく使えますが、
    再起動したら毎回6.2.0-39-genericを指定する必要があります。
    そうしないと6.5.0-14-genericで起動してしまいます。

    もし、それが面倒だという方は、以下のコマンドを実行して下さい。
    sudo add-apt-repository ppa:danielrichter2007/grub-customizer -y
    sudo apt update
    sudo apt install grub-customizer
    grub-customizerというアプリがデスクトップにできるので、
    そのアプリで、デフォールトで起動するカーネルを
    6.2.0-39-genericに指定して保存してください。

    6.5.0-14-genericでドライバがインストールできるようになったら、
    またお知らせします。

  • id1028 より:

    お世話になります。
    連投すみませんでした。
    カーネルのアップデートが原因だったんですね。。。(初体験)
    帰宅してから試してみたいと思います。

  • id1028 より:

    無事、起動できました!!
    Grub Customizer起動→一般設定→デフォルトのエントリー →6.2.0-39-generic指定
    →保存 →再起動 でOKでした。
    ありがとうございます。
    ほかの原因でDockerが起動できなくなった時のことを考えると、
    自動バックアップを考えておいたほうがよさそうな気もしますね。。。

  • simplelife より:

    id1028さん

    1月11日から、カーネルがアップデートするようになったようです。おそらく、私のscriptだけでなく
    非公式ドライバを使っている人は、すべて使えなくなると思います。
    復帰できて良かったです。
    確かに自動バックアップは必要かもしれませんが、dockerイメージをバックアップする方がいいかもしれません。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください