自作>静音サーバーと奥様メーター
任天堂の快進撃がとまらない。2007年2月までに、国内でNintendo DSが1500万台、Wiiが169万台を販売。最近朝の電車でNintendo DSを持つ若い女性を見かけることがあり、ここまで普及したかと感じている。任天堂のゲーム開発者宮本茂が、GDC2007(ゲーム開発者会議)で任天堂のヴィジョンは「ユーザーの拡大」「バランス」「リスク」であると語っている。その「ユーザーの拡大」の具体的な説明で、「奥様メーター」なるものがでてくる。これは、まったくゲームに関心のない宮本の奥さんに、興味をもたせ、実際にゲームをさせることができれば、それはそのままユーザーの拡大につながるという確信である。
実際にWiiで奥さんにゲームを自らさせることができた時に、宮本はWiiの成功に自信を持ったのだろう。とにかく、多くの女性はゲームに興味を持たないし、PCにも関心がない。
さて、私の自作による静音サーバーも、実は「奥様メーター」のなせる業なのだ。
私が静音サーバーを作るきっかけになったのは、奥さんからの苦情だった。当時、24時間稼動するサーバーを自宅で運用し始めたのだが、PCの音がうるさいと言う。確かに電源ファンやCPUファンの音は意外に大きく、長い時間聞いているとかなり気になる。特にオフィスと比べて自宅でうるさいと感じるのは、やはり自宅が静かな環境だからだろう。とにかく、静かにならないなら、24時間運用はやめてくれという要求だった。そのために様々な工夫をほどこして、傍で寝ても気にならないほどの静音化に成功した。これも「奥様メーター」を測ることで、達成できたものである。やはり非常に厳しいチェックをする奥さんがいなければ、ここまで静音化する必要性を感じることはなかったと思う。
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