gooラボ ネットの未来プロジェクト NTT R&Dフォーラム2013 ブロガーミーティング報告2 グラフィックファシリテーションで振り返る
WorkShopの中身をやまざきゆにこさんの絵で振り返ってみます。
会議室の後ろに大きな紙が貼られ、やまざきゆにこさんが左から右へと会議の進行に合わせて絵を書いていきます。
聞きながら内容にそって絵を書くというのは、かなり理解する力がないとできませんね。
このWorkShop後、家で調べていたら、やまざきゆにこさんのサイトを発見。グラフィックファシリテーション なるほど、グラフィックファシリテーションはやまざきゆにこさんの登録商標でした。
gooラボ workshop タイトル
「ブロガーミーティング」というタイトルの右下に「VIP特別展示」とあるのが3Dの遠隔通信のことです。下の方に「技術革新は市場変化にどのようについていくか?!」なんて書かれてますが、私が思うには、「市場変化は技術革新が生み出しているわけで、どのように市場を変化させたいかにしたがって、どんな技術を開発するかが決まると思います。
gooラボ workshop 1
漏れ落ちたひとびとのことがいろいろ書いてあります。今回のWorkShopで面白かったのは、ゲストとして、漏れ落ちた人代表3人が顔をみせてくれたことでしょう。
gooラボ workshop 2
ほとんどAKBおたくの話です。「ヲタク」と使っていますが、これは「おたく」よりひねくれていたり、蔑称の類らしいので、「オタク」とカタカナで表示するのが現在活用形だと思います。「おたく」とひらがなで書くと、少しスマートさが足りないので、今回のゲストの方々は「オタク」だと思います。
gooラボ workshop 3
AKBの話が続きます。私が、「漏れ落ちた人々の共通点はありますか?」という質問に、コスパに敏感という答えが返ってきた。居酒屋でも、お通しがないワタミにしか行かないという説明。後で調べたら、ワタミは全店舗でお通しを断ることができることがわかった。「漏れ落ちた人々」のみなさん、ワタミに入ったら、「お通しは要りません」と最初に一言言いましょう。
gooラボ workshop 4
「漏れ落ちた人々」の視点で技術を見る話が続きます。ここで私も重要な発見がありました。金はないけど時間が潤沢にある人達がたくさんいるということです。おたくな人たちは、そこそこネットが使え、調べ物もできるひとたち。こういう輩を在宅で大量に使って、ビジネスができないかということです。経営者は、交通費も払わず安く使え、漏れ落ちた人々はいくらかでも金が稼げる。老人の話し相手とか、ゲームの対戦相手とか。
gooラボ workshop 5
この一枚が、今回は一番面白い。やまざきゆにこさんの好みや指向性も垣間見える。全体を通じて、「漏れ落ちた人々」は自分から好きで飛び込んで、楽しそうに泳いでるという感じが、この一枚から感じられますね。「働いたら負けだ!」「プレッシャーゼロ世代」
gooラボ workshop 6
これもは、ビジネスとアイドルおたくを結びつける話。聖地巡礼とか転売屋とか。悪くはないけど、中でぐるぐる回っているだけで、クリエーティブな面があまり感じられない。
gooラボ workshop 7
この一枚は、いろいろ問題点というか視点の違いが詰まってました。「漏れ落ちた人々」というのは、絶対に親を見てああはなりたくないと思ったに違いない。つまり、結婚して、住宅ローンかかえて、教育費もかかる、こういう人が本当に信用あるのか。でも、私は信用あると思います。多くの人は、そういう状況に耐え、逃げ出したりしない。逃げ出したらみんなが困るんだから。だから重いものを抱えている人の方が、多くの場合信用できる。もちろん逃げ出す人もいますけどね。漏れだした人々って、何も持ってないから軽いし、フットワークも良い。いつでもまずくなったら逃げ出してしまいそうで、それで逃げ出しても誰も困らないから、さらに悪い。そういう人たちが信用あるかどうかは別として、人に迷惑かけないなら、いいとは思います。
gooラボ workshop 8
本当に「いろんな人がいる」。この認識が大事ですね。多様性の許容。
私が今後の社会で重要と考えるのは、血縁から知縁へということ。いろいろな趣味や嗜好だけでなく、生き方そのもので共感を覚える人たちの集まりが、どんどん増えていくということ。そういうソーシャルネットワークの枠組みで、市場は形成されていくと思うし、それに合わせて技術革新は進めていくべきでしょう。世代というくくりは、もちろん法律の縛りや身体的性質の共通点から、今後も残りますが、世代を越えて知縁が爆発的に広がることでしょう。
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