身体>タニタとWii FitとGoogle Health
健康関連のWebビジネスが有望という話は昔からあるが、具体的な成功例を知らない。単に私が知らないだけかもしれない。
タニタのからだカルテは、私が考えていたアイディアの一部を実現している。体重計、体脂肪率計、歩数計、血圧計とリレーキーというものの組み合わせにより、測定した結果を簡単にWebへ登録できる仕組みである。Web上では、登録されたデータをグラフで表示させることができる。月額1200円のコースで体重計、体脂肪率計、歩数計、月額1800円のコースでは血圧計もついている。
このサービスも、ユビキタスコンピューティングの一つと考えられる。つまり、分散されたセンサーの情報を無線LANで収集して、そのフィードバックを行なうようなサービスは、私自身非常に興味がある。少し、この「からだカルテ」を発展させたサービスを考えて、その実現性を検討してみたい。
「からだカルテ」は、測定機器をレンタルしてWebでの記録込みで月額を請求するサービスだが、この手の料金体系が成功するとは思えない。
私の考えるビジネスモデルは、測定機器から無線LANやbluetoothでデータを送信できるプロトコルを標準化することに始まる。これらの測定機器から送られるデータをダイレクトにGoogle HealthなどのWebサービスにつなげるようにすれば、ベースができあがる。ここまで完成すれば、後は人間ドックなどと提携することで、お金を取れるところを探していく。
重要なのは、測定機器の種類とその健康データを送る部分の標準化である。腕時計型とか、トイレ型とか、いろいろな形状の測定機器があると面白い。
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