CentOS上の録画サーバー foltia ANIME LOCKER 4.0のFirst Impression
CentOS上で動く自動録画サーバーがあるというので、お試し版をダウンロードして、使ってみました。条件を満たせば、誰でも簡単にインストールでき、録画サーバーを運用できます。
動きも安定していたので、ベクターでライセンスキーを7,757円で購入しました。製品版で1週間ほど使ってみての感想は以下のとおり。
- 安定した動作
- iPhoneで、録画視聴もリアルタイム視聴もできる。
- CMカットがほぼきちんとできる。
(2015.6.8追記 iPhone 6 plus、iOS8.3のSafariブラウザで、問題なく再生ができた。ただし、簡易パスワード設定がある場合、Chromeブラウザでは引き続き再生できないことを確認した。)
(2015.2.21追記 ASUS MeMO Pad 7のChromeブラウザでは、問題なく録画再生、リアルタイム視聴ができる。非常に安定しているので、モバイルで視聴する場合は、Android端末がおすすめ。)
(2014.9.21追記 iOS8に上げたら、途端に再生できなくなった。さらにiPhone 6 plusに機種変更したが、同様の症状。iOS8で何か変更があった模様。)
要するに実用的レベルであるということ。
Windowsで、TVRockとMediaConverterを使わなくなる日も近くなってきた。
詳細は別に報告するとして、上記3点について具体的に説明を付け加えておく。
安定した動作
サーバーとして、安定した動きである。1週間の運用の中で、mpeg-4への変換で一度詰まったことがあるが、その後はノンストップで動き続けている。構成を以下に示す。
No. | カテゴリ | 品名 | 個数 | メーカー |
---|---|---|---|---|
1 | CPU | i5-4460 | 1 | intel |
2 | マザーボード | H97-PRO | 1 | ASUS |
3 | メモリ | PC3-10600 2GB | 2 | CFD |
4 | HDD | 500GB | 1 | Hitachi |
5 | HDD | 2TB | 4 | Hitachi |
6 | チューナーカード | PT2 | 2 | EarthSoft |
7 | カードリーダー | SCR3310/v2.0 | 1 | SCR |
8 | 電源 | コアパワー4(400W) | 1 | サイズ |
起動用ディスク 2.5インチ500GB
録画用ディスク 3.5インチ2TB × 4台
録画領域として、8TBを確保できている。(画面上HDD容量7.3TBとなっている。1024バイト換算。) 現在は2TBのHDDまでしか対応していないので、2TB以上のディスクを使うには要注意である。
iPhoneで、録画視聴もリアルタイム視聴もできる。
これはとても便利。そしてとても安定している。電車の中や外出先で、録画あるいはTV放送を視聴できる。iPhone5であれば、MP4-SDの画質(500kbps, 480×272)で十分綺麗に映る。MP4-HD(1500Kbps, 1280×720)を使えば、iPhone6でも問題なさそうである。
ただし、再生できるブラウザは、safari。iOS版Chromeでは再生できなかった。Windows7では、Chromeで問題なく再生できているので、設定の問題かもしれない。)
(2014.9.21追記 iOS8に上げたら、途端に再生できなくなった。さらにiPhone 6 plusに機種変更したが、同様の症状。iOS8で何か変更があった模様。)
地下鉄で通勤中に、録画した「ガイアの夜明け」を見た。こういう経済番組であれば、放送翌日の朝の電車で見た方が、効率よく集中もできる。
やはり、ファイルを端末にダウンロードせずに視聴できることのメリットは大きい。
CMカットがほぼきちんとできる。
CMを認識して、カットしたり、後ろに回したりすることができる。これもかなりの精度でカットしてくれるので、実用レベルで使える。
本編のみ、CMのみ、本編+CM、チャプタ追加の4種類が選べる。今回は、本編+CMを使っている。以下に今回の設定で、CMがカットされて後ろにまとめられている例を示す。
詳細はまた別途報告するとして、foltia ANIME LOCKERは、Linuxが今後家庭に普及するきっかけになる気がする。
まだ、改良すべき点は多々残っているが、実用のレベルに達したことは間違いない。
コメントを残す