録画サーバーChinachuをUbuntu 14.04で使う(1)
Linux上で動く録画サーバーChinachuをUbuntu 14.04にインストールして、使ってみた。
(注: 2015.2.13 実際に使ってみて、Ubuntuデスクトップにインストールするのは、あまり意味がなかったことに気付いた。Chinachu動かすなら、サーバーの方が良い。Ubuntuサーバーというのもあるが、そもそも私自身がUbuntuと相性が悪く、使いにくい。Debian推奨なので、Ubuntuサーバーを使うべきかもしれないが、CentOSが好み。)
(注: 2015.2.24 chinachuの開発者によると、PT2とchinachuの相性が悪く、トラブルが多いとのこと。そこで、新たにPT3とCentOS7でchinachuを動かすことにした。みなさんも、chinchuでPT2を使うのは避けた方が良い。)
これが、Chinachuの番組表で、赤い番組が録画予約されている。
PT2を2枚挿しているので、地上波4チャンネル、衛星4チャンネルを同時に録画できる。β版なので、誰でもフリーでインストールが可能で、既に動作は安定している。
現在のバージョンは、インストールに知識が必要である。Linux上ですぐに使いたい人には、Chinachuとは仕様が違うが、有料のfoltia Anime Locker4.0をおすすめする。
この報告では、(1)Chinachuとは(2)機能 を紹介する。
また続報では、(3)ハードウェア(4)インストール手順 (5)今後への期待 について書く予定です。
(1)Chinachuとは
Linux上で動作する、デジタル放送の録画予約システム。
特長は、以下のとおり。
・ブラウザで、録画予約と視聴ができる。
・オープンソースを活用して作られている。
・とにかく軽い。
2014年にβ版がリリースされ、誰でもインストールして使うことができる。
2015年中にusushio版(意味不明だが、正式版?)が予定されている。
(2)機能
Chinachuの機能は、2つある。
・録画予約(ルール予約、手動予約)
・視聴(録画、ライブ)
すべての機能は、ブラウザから使用する。同一LAN内であれば、http://サーバーのIPアドレス:10772/にアクセスすると、Chinachuのダッシュボードが表示される。
(2−1)ダッシュボード
ダッシュボードの左上部にメニューがある。
・ダッシュボード
全体のオーバービュー(予約済、録画中、録画済)
・番組表
1週間の番組表が見える
・ルール
録画予約のルールを設定する
・予約済
録画予約されている番組のリスト表示
・録画中
録画中の番組のリスト表示
・録画済
録画済の番組のリスト表示
(2−2)番組表
見ればわかるとおり番組表である。表示するTV局、表示する順番は、config.jsonというファイルを編集すれば可能である。スクロールが非常に速く、閲覧にストレスはない。
主な機能としては以下の2つである。
・手動予約
録画予約したい番組を左クリックして予約ができる。
・ライブ視聴
TV局名のところで、右クリックすると「ライブ視聴」が選択できる。
(2−3)ルール
録画予約のルールを設定できる。設定されているルールがリスト表示される。設定されているルールは、左クリックで表示される。
(2−4)予約済
(2−5)録画中
録画中の番組がリスト表示される。番組名を左クリックして詳細表示をすれば、「ストリーミング再生」からライブ視聴することも可能である。
(2−6)録画済
録画済番組がリスト表示される。番組を左クリックすれば、録画済番組の詳細が表示される。
画面右上部の「ストリーミング再生」を左クリックすれば、以下の設定画面が出る。
ここで、右下の「再生」をクリックすれば、ブラウザ内で録画した番組が再生される。
全画面表示も可能である。ただし、デフォルトの1Mbpsでは、40型以上の画面では、粗さが目立つレベルである。3Mbpsの設定では、画質は良くなるが時々止まることがある。(これは、サーバーの性能とネットワークの速度にもよるが、リアルタイムトランスコードの限界もあると考えられる。8MbpsのMP4で遅延なく再生できる環境であることを考えれば、MP4にトランスコードする必要があるだろう。)
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