Apple Watch Nike+ Series 3で、東京マラソン2018を走る!
2018年2月25日9時10分に東京マラソンスタート。
計測は、もちろん
Apple Watch Nike+ Series 3(以下Apple Watch Nike+ 3と略す)を使う。
私の記録
私は、9時21分43秒にスタート地点通過。
(スタートブロックGはこんな位置なので、スタート地点まで11分43秒かかりました。)
そして、結果は以下の通り。
項目 | 結果 |
---|---|
スタート時間 | 9時21分43秒 |
ゴール時間 | 13時58分45秒 |
マラソン記録 | 4時間37分2秒 |
総合順位 | 17094/34491 |
マラソン男子順位 | 14243/26598 |
東京都順位 | 4626/10220 |
34491名中、17094位。本当に真ん中の、平均的市民マラソンランナーです。
Apple Watch Nike+ 3の評価をするには、最も適した標準ランナーと言っていいかもしれません。
東京都だけで見ると、真ん中より少し上位、平均年齢が高いからかもしれません。
記録としては、前回東京マラソン2014の時より14分ほど遅くなった。
その代わり後半を余裕を持って走ることができた。
特に35キロからゴールまでノンストップで気持ちよく走れたのは収穫だった。前回のように30キロで足が攣るようなこともなく、体幹ランニングの効果を実感できた。
Apple Watch Nike+ 3で東京マラソンを計測する
いろいろ問題があったApple Watch Nike+ 3だが、心拍センサを止めれば5時間程度の計測ができると思った。
さて、その結果は、以下の通り。
地点名 | 公式 ネットタイム | Nike ネットタイム | ネットタイム 誤差 | 公式ラップ | Nikeラップ |
---|---|---|---|---|---|
5km | 0:31:44 | 0:30:19 | 0:01:25 | 0:31:44 | 0:30:19 |
10km | 1:03:30 | 1:01:24 | 0:02:06 | 0:31:46 | 0:31:05 |
15km | 1:34:48 | 1:31:59 | 0:02:49 | 0:31:18 | 0:30:35 |
20km | 2:05:47 | 2:02:32 | 0:03:15 | 0:30:59 | 0:30:33 |
25km | 2:38:51 | 2:34:41 | 0:04:10 | 0:33:04 | 0:32:09 |
30km | 3:12:35 | 3:07:07 | 0:05:28 | 0:33:44 | 0:32:26 |
35km | 3:47:37 | 3:41:11 | 0:06:26 | 0:35:02 | 0:34:04 |
40km | 4:21:44 | 4:13:50 | 0:07:54 | 0:34:07 | 0:32:39 |
Finish | 4:37:02 | 4:37:17 | 0:00:15 | 0:15:18 | 0:23:27 |
どうだろう。
マップは以下のようになった。(あら!スタート地点が1キロになってる?)
最後まで計測できたことは良かった。
・心拍センサを止めてNike+ RunClubを使えば、5時間程度は計測できる。
・4時間37分の計測で、電池残量65%だった。
しかし、まともな計測とは言えない。問題点は以下のとおりである。
(1)距離が短い。
42.195キロメートルが40.91キロメートル。1285メートルも短い。
公式の距離表示39キロ地点で、Nike+は40キロの距離になっていた。しかし、40キロの距離表示から、距離の計測がストップするという珍現象。およそ2キロほど距離は進まなかった。そして、石畳の最後の直線路でまた計測が始まった。それで、910メートルほど進んでゴールとなった。
まったく不可解な現象。なぜこんなことが起こったのか、説明して欲しい。
(2)ラップが違いすぎる。
40キロ地点で公式記録と7分もずれている。つまり、公式な40キロ地点より約1キロ手前の39キロ地点でNike+は40キロになっていたのだ。こんなにずれては、論外だ。
5キロごとのラップを見ると、最初から1分以上Nike+の方が短い。つまり距離の計測が甘く、公式の5キロのかなり手前で、Nike+は5キロになっている。これが40キロまでずっと続いている。
普段10キロ走る時は、誤差は100メートル以内なので、今回の計測は最初から最後までおかしかった。いつもと比べても格段に乱調だったことは間違いない。
さて、この結果を見て、大事なレースで使おうと思う人はいない気がする。
AppleとNikeへの切なる要望
今回使用した機器、OSのバージョン等は以下のとおり。
項目 | 内容 |
---|---|
iPhone | iPhone 8 Plus 64GB |
iOS | 11.2.6(15D100) |
Apple Watch | Nike+ Series 3 GPS |
watchOS | 4.2.3(15S600b) |
Nike+ RunClub | 5.13.0 |
2018年2月25日時点での最新バージョンである。
このバージョンでこれだけの問題が出るので、安定化までもうひと頑張りしてほしい。
上記以外にも、今回の東京マラソンでApple Watch Nike+ 3を使っていて気が付いたことがある。
(1)走りながらスタートボタンが押せない
普段は、スタートボタンを押してから走るので、気が付かなかったこと。
東京マラソンでは、スタートブロックから歩いたり走ったりしながらスタート地点に近づいていく。スタートゲートをくぐる時、一度止まってスタートボタンを押すということはできない。後ろにランナーがいるので、当然ながら少し走りながらスタートボタンを押す。
ところがこれが難しい。
スタートボタンを押したつもりが、左から右のスワイプになってしまい、過去の記録画面が表示され、慌てた。3回目でやっとスタートボタンを押せた。
やはり、物理ボタンでスタートできるようにしないと、ダメじゃないかと思う。
デジタルクラウンのダブルクリックとか長押しに変更できないのだろうか?
(2018年3月4日追記)デジタルクラウンとボリュームボタンの同時押しで、スタートにするのが一番スマートだと思う。ご検討を。
(2018年3月18日追記)3秒のカウントダウン表示にして、1秒になったところでデジタルクラウンとボリュームボタンの同時押しで中断ができました。この状態ならば、スタートゲートをくぐる時に2つのボタンの同時押しで計測が始まるので、問題なくスタートできます。これで解決です。
(2)アプリのアップデートでオートポーズオンになる
Nike+ RunClubのアプリをアップデートすると、オートポーズがオンになっている。それ以外でも、1週間に1度程度、オートポーズがオンになることがある。
一度設定した条件は、変わらないようにして欲しい。
(3)結果マップの距離表示で1キロ表示がおかしい。
最近できたバグのようだが、スタート地点が1キロになっている。2キロ地点からは正しいようだ。
(2018年3月4日追記)iPhone8、Android端末、PCのChromeブラウザで、どれも1kmがスタート地点になっている。
一方、iPhone8、Android端末のNike+ RunClubアプリでは、1km表示は正常だった。ブラウザでの表示だけが2017年12月5日以降ばぐっている。
(2018年3月18日追記)3月10日以降のランニング記録をブラウザで確認したところ、1Km表示が正常になっていました。ただし、2017年12月5日以降2018年3月10日以前の記録は、直らないようです。
以上。
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