2021年の自宅録画サーバー環境(Ubuntu 20.04)
目次
<2022年5月25日>Ubuntu 22.04で動作確認した、新しいバージョンを公開しました。
2021年、自宅録画サーバー業界にも、いくつか変革がありました。
その経緯を振り返ってみましょう。
2021年は、docker版EPGStationを使おう
2020年から現在まで、自宅録画サーバー周辺には、以下のようなニュースがありました。
- 2020年12月08日 CentOS 8のサポートを2021年12月31日で終了する。
- 2021年01月10日 EPGStation V2.0リリース
- 2021年01月11日 Mirakurun 3.5.0リリース
現在私が使っている自宅録画サーバーの環境を見直す時期がきたようです。
いろいろ調べた結果、以下の構成に移行することに決めました。
- OS – Ubuntu Desktop 20.04 LTS
- Tuner PX-Q3PE4
- Plex 非公式Linuxドライバ
- docker-mirakurun-epgstation
- Plex Media Server
課題は、1点だけです。
docker-mirakurun-epgstationが、PX-Q3PE4、PX-Q3U4、PX-W3PE4、PX-W3U4に対応していないということです。
これを解消するためには、現状2つの方法があります。
- mirakurunコンテナで、ホーム側のPLEX非公式Linuxドライバ対応recpt1コマンドを呼び出す方法。
- mirakurunコンテナをbuildしなおして、mirakurunコンテナ内のrecpt1コマンドをPLEX非公式Linuxドライバ対応にする方法。
今回は、2番の方法がスマートだと思い調べたところ、以下のサイトで紹介されていました。
OSインストールから、EPGStation v2で録画開始まで、2時間程度でした。
Mirakurun 3.5.0稼働
ブラウザに、http://localhost:40772でUIが表示されます。
イベントやログも確認できます。
そして、tuners.ymlとchannels.ymlの中身が確認でき、編集できます。
mirakurunのインストール時に失敗すると、修復にけっこう時間がかっていました。
ただし、一度動いてしまうとほとんどトラブルがないため、最初の失敗も忘れがちです。
今回、UIでチューナーやチャンネルの情報が確認できることで、発見できることもありました。
Tokyo MXが、現在はスカイツリーから16チャンネルですが、私のところはJCOMを使っているためか?、東京タワーの20チャンネルでないと受信できない状態でした。
また、D-lifeの放送が終了しており、BS23_2が使えなくなっていることや、放送大学の地上波28チャンネルやBSのBS11_2も使えていないことがわかりました。
やはり、ログを見ているより、格段に状況把握が簡単になりました。とても便利です。
EPGStation v2稼働
EPGStation v2は、完成度が高まり、表示もいくらか見やすくなりました。
録画済みのファイルの表示画面もきれいになりました。
実際に再生してみると、ブラウザの中で再生できるようになっていました。
ルールの表示画面もフォントが少し小さく、見易くなっています。
スマートフォンの表示での改良が多々あると思いますが、私は使っていないので確認できていません。
docker版epgstation(docker-mirakurun-epgstation)
インストールの手間がほとんどなくなりました。
- Plex TVチューナー(カードかUSB接続機器)を組み込む
- Ubuntu Desktop 20.04をインストール
- ドライバを2つ組み込む
- カードリーダー
- PLEX非公式Linuxドライバ
- docker、docker-compose、gitをインストール
- docker-mirakurun-epgstationをインストール
- Plex Media Serverをインストール
基本はこれだけです。
実際にインストールしてみたら、3番~5番まで15分でできました。
以下を参照してください。
PLEXチューナーの場合は、recpt1の修正があるだけで、docker-mirakurun-epgstationで対応してもらえば、さらに簡単になります。
今後の予定
現在3台のマシンで、PX-Q3PE4のdocker-mirakurun-epgstationを稼働しています。
今後の報告として、以下を考えています。
- docker版の安定性と性能調査
- インストールの簡略化
PLEXチューナー対応版イメージの公開?
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