書斎への憧れ
書斎という言葉に惹かれる。私が時々チェックしている「男の隠れ家」という月刊誌がある。今までに書斎に関する特集がこの3年の間で4回ある。
2002年05月 男の書斎
2003年04月 DEN 隠れ家的小空間の魅力
2004年12月 書斎&DEN
2005年07月 書斎の楽しみ
書斎は、本を読んだり、書き物をする、知を創造するための個人的な小空間である。誰にも邪魔されず、自分が必要とするものをすぐに取り出せる、快適な場所を人は常に求めている。しかし、書斎は一義的に定義されるものではなく、個人の好み、個人の仕事のスタイル、時代、テクノロジーによって、様々に変容する。特に最近では、インターネットの普及によって、個人で仕事ができる環境が整備されつつあり、新しい形態の書斎が生まれてくると、個人的に考えている。
1970年代に「未来のオフィス」というコンセプトを追求するために、XeorxはPARCをシリコンバレーに設立した。そこで、分散環境とPersonal Computerが生まれた。今では、すべてのオフィスにそのコンセプトは浸透している。しかし、その結果として、企業でなければできない仕事は限定されるようになり、個人でできる仕事はどんどん増えている。さて、企業とオフィスという関係のごとく、個人と書斎は結びついている。これから、「未来の書斎」について考えていきたい。
コメントを残す