ノマドの書斎
これは私の造語だ。モバイル・コンピューティング、ユビキタス・コンピューティング、ウエァラブル・コンピューティングという言葉が一般的になりつつある今、書斎も持ち歩く、あるいは偏在するのではないだろうか。書斎の在りようがユビキタスであることには、何か必然性があるのだろうか、単なる流行ではないのか。
実際私はこの1年間ほど、ホットスポットでノートPCを広げてみた。しかし、仕事をする環境として、マクドナルドやホテルのロビーは使えないというのが実感である。喫茶店ルノワールで何とか使えそうな気がしたが、万全な環境ではない。本当はスターバックスなどが一番使える可能性があると思う。以前はスターバックスで無線LANが使えたのだが、今はサービスが中断している。そして現在、主に使っているのは、六本木ヒルズ40F、49Fのアカデミーヒルズだ。ここは、書斎としてまったく申し分ない。環境がすばらしいことに加えて、無線LANと自宅サーバーを最大限に活用して、まったく不自由のない環境を構築することができた。これが、今書いている環境だ。六本木ヒルズの40Fにある40 Cafe。
さて、実際にこの「ノマドの書斎」とは何かを語る前に、今までに語られた書斎についてもう少し調べてみよう。次回以降、以下の4冊について簡単にご紹介していきたい。
1985年12月 書斎の王様 岩波書店 「図書」編集部
2000年02月 書斎のある暮らし 光文社 林 望
2002年02月 インターネット書斎術 筑摩書房 紀田順一郎
2003年01月 書斎がいらないマジック整理術 講談社 ボナ植木
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